京染め実績

– okuruおふきminiあまびえver年賀状 –

2020年、コロナ禍の中でSOOとして何かできないかと思い立ち、京都から京ならではのお便りを送ってもらおうとつくった「okuruおふきmini」。

セブン-イレブン様をはじめ京都タカシマヤ様や東急ハンズ様など市内のおふき取扱店舗様にて夏ごろより販売を開始いただきました。

一向に落ち着きを見せない中で寒くなると感染が広がるとの話も聞こえてき、年末年始も従来通りの往来が難しくなりそうだと感じ、帰省や旅行が難しくなる2021年の正月だからこそ京都より想いを込めて送ってもらえる年賀状を作ろうと思いました。

折角年賀状をつくるのだからと日本郵便様にもお声がけし、たいへん多くの関係者のご尽力の元、SOO、セブン-イレブン・ジャパン、日本郵便、京都市とのコレボレーションにより今回の「okuruおふきminiあまびえver」の制作、販売が実現しました。

京都大学付属図書館所蔵の肥後国海中の怪(あまびえ)をモチーフにした図柄を染色し、東山にある高台寺様にてご祈祷いただいたおふきminiを84円で送ることが出来るよう定形郵便の年賀状パッケージに封入した限定品を京都市内の郵便局、セブン-イレブン、約400店舗にて販売いただきます。

疫病退散の願いを込めてあまびえの柄を染色し、趣旨に賛同いただきました京都東山にある高台寺にて後藤典生高台寺常任教師様に染色したおふきminiを特別祈願していただきました。

売り上げの一部は、日夜頑張っていただいている医療従事者の方々への感謝の気持ちを込めて日々医療現場で働いていただいている方々への支援等に使われる「京都市新型コロナウイルス感染症対策支援支え合い基金」へ、3社を代表してSOOよりに寄付いたします。

https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000269203.html 

大変だった2020年が終わり、また新たな一年が始まるという晴れやかな気持ちを離れていても京都からのサプライズに満ちた便りで感じでもらいたいとの想いを込めて。

日本中いや世界中に、多くの関係者の想いが詰まった京都からのお便りが届くことを切に願っています。

この製品に使われている技法

  • 型友禅

    枠型とスケージを使って糊をかいていく技法です。広巾や長い生地にも対応できる板場にて小物、着物からショールまで染色しており、糊の他に胡粉やダック、抜染糊、特殊染料等をすることで、様々な要望に対応しています。下絵を正確にトレースすることで下絵のイメージ通りのものを染めることが出来ます。
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2020.12.20